2023年、四国の田舎でワイン学校も無い。近くにソムリエさんがいるレストランもない?
普通の酒屋の嫁がソムリエエクセレンスに合格できました。
受験を決意し、合格するまでの意識と行動を思い出しながら書いてみました。
最初にお断りしておきますが、これはソムリエ・ワインエキスパート・エクセレンス試験対策講座
ではありません。験対策講座は、それ専門のスクールにて受講ください。
じゃ、何を書いているの?
私がソムリエ・ソムリエエクセレンスを受験し合格するまでに、考え、実行してきた事、
やれば良かった事を中心にまとめてみました。
情報が少ない中のモチベーションの持続は大変ですし、ましてやワインスクールもない、仲間も身近にいない状態での
チャレンジは不安で焦りが多かったのですが、先輩合格者の体験を知る機会を得て、とても参考になり、また心強く感じ
ましたので、私も私のバージョンをまとめてみました。今年ソムリエエクセレンスを目指す方々の一助でも0.5助にでもなれば
幸いです。
【受験年表】
2017年 ソムリエ初受験(マークシート方式) →1次敗退
2018年 ソムリエ2回目受験(CBT方式) →合格
2022年 ソムリエ エクセレンス初受験 →1次敗退
2023年 ソムリエ エクセレンス2回目受験 →合格
ソムリエもソムリエエクセレンスも1度チャレンジ失敗。
ワインの勉強を始め、ソムリエ エクセレンス合格までにトータル5年の時間を費やしました。
【受験前、申込前に考えた事】
かなり難易度の上がってきている試験故、受験する事を迷われている方、受験する事は決めてはいるが
不安に思っている方、多いと思います。私は受験するにあたって以下の気持や考えを刷り込み受験に臨みました
①「合格してる人いるやん」
前人未到ではないのです。やれば合格できるはず!と思い込み申込ました。
②受験するなら早く受験する、早く申し込む
何事も始めるのに遅いことはない。とは申しますが、やはり早い方が良い。受験条件(ソムリエとして職務経験3年など)を
クリアしていて、いずれ取ろうと思っているなら、今すぐ受験した方がいい。今が人生で一番若いのですから。
経験は後からついてくる。資格取得はソムリエとしての入口と考えた方がいい。若い方がだんぜん記憶力は良いし、
眼も良く見える。(これ重要。老眼対策必要ないうちに!) 受験しようと思うなら、受験を迷っているなら、迷わず
受けてしまえばいい。落ちても死にはしない。申し込むなら申込開始後直ぐ申し込む方が良い。なるべく早く。
(何が違うの?教本が早く届きます。これ大きいと思います。)こんな事考えて決意しました。
私が過去2回落ちた時も、申込が遅かったのです。つまり出遅れたのです。初動の遅れは大きいと感じています。
③受験を公言する
これは人によりますが、私は受験する事を公表します。SNSでも。
公表する事で発言した自分への責任が出てきて、「やらなきゃ、合格しなきゃ💦」の気持ちが強くなります。
自分を追い込む事で逃げたくなる気持ちを鼓舞できます。
④ストレート合格を狙う
この気持ちが大切です。「難しいよね」「無理かもしれない」「また来年あるさ」「受かるまで何度でも」と思ってたら
受からないと思う。(受かるかもしれませんが)そんな気持ちじゃ受からない!という気で臨んだほうがいいです。
実際私もエクセレンス1回目の試験では、過去問を見て「判らん(涙)無理やわ(涙)」と思い、申込も1か月遅れ、
ため息交じりに勉強していました。気持ちでもう負けてました。
2年目のチャレンジは「勝つと思えば勝つ、負けると思えば負ける」との豊臣秀吉の言葉を胸に、そして「これを最後にする!
受かる!」という気持ちで受験しました。
⑤犠牲を覚悟する
合格している方皆様多かれ少なかれ、色んなものを犠牲にして受験勉強をされ、見事合格を勝ち取られてます。
特にソムリエエクセレンスは多くの事を犠牲にしないと合格できない資格である事は経験された皆様が感じられた事だと思います。
下記は勉強期間中の私の犠牲の一例です(涙)
a) 家事は手を抜く・外食しない
スーパーのお惣菜大活躍!刺身、焼き魚など、切るだけ、炊くだけ、炒めるだけなどの簡単な食事はほぼ強制的wに
主人にお願いしました。1年間はほぼ外食0。試験後行く楽しみにしました。
b) 親の介護を他人に任せる
親の介護が必要なお年頃です。直接的な介護は父がしており、サポートのみでしたが、父も高齢になり介護が難しくなってきた
事もあり、病院で看てもらう事にしました。別の話になりますが、介護の無理は禁物です。国の制度を頼るのも有です。
c) スマホ、SNSはホウレンソウのみ(犠牲レベルではありませんが)
誘惑の多いFBやインスタ等は、制限時間(1時間)を設定して、それ以上になると閉じる設定としました。
勿論、動画鑑賞、ゲームは一切やりません。(元々やってませんでしたので問題はありませんでした)
d) 睡眠
これは良くありませんでした。頭が回らなくなります。
睡眠時間を削らないとできない時もありますが、極力睡眠はとりましょう。
⑤資格取得後の目標やご褒美を具体的に決める
その資格を取ってどうしたいのか、何をするのか、ご褒美に何を買うのか、どこへ行くのか、具体的に決めておきます。
漠然と「取りたいな~」より具体的な物や目標を目の前にぶら下げておいた方がモチベーションが上がります。
「絶対合格!」とかの張り紙もいいですが、もっと具体的に「合格してワインバーをオープンする!」とか
「合格してフランスのワイナリー巡りをする!」とか、書いてる方がモチベーションあがります。
全部私の目標です。
これらを覚悟し、具体的に目標を定め、受験を決意し申込をしました。
次回は、教本が届いてからの準備・対策についてです。