ニュージーランドのマスターオブワイン※Sam Harrop氏の造る白のTopレンジ『Cedalion chardonnay Jomara』に引き続き
赤の『Cedalion Syrah Jomara』も飲んでみた。
現行ヴィンテージなのでまだまだ早い抜栓ではあるが、仕入れの為。ご参考までに。(概要などはSamHarrop氏のHPを参照させてもらったます)
ワインの概要
ワイン名:セダリオン シラー ジョマラ 2020 CEDALION JOMARA Syrah
生産者:サム ハロップ(Sam HARROP M.W.)
国/地域:ニュージーランド 北島 ワイへケアイランド 畑は急斜面に有り、午後からの海風により葡萄に酸が残りエレガンスがもたらさせるらしい
ブドウ品種:シラー100%(マサルセレクション:畑に複数の優良株を選び混在させて育てていく方法で畑の個性が出やすいとも言われる)
醸造方法:手摘み収穫 除梗 発酵前に醸しを行いまたコ・イノキュレーション※ 熟成はオーク樽で13か月 荒いフィルターかけてます
(※アルコール発酵とマロラクティック発酵を同時または直ぐに行う方法で乳酸ぽさやバター感が減りフルーツの香りが豊かになるとの報告もあるらしい)
価格:税込12,375円
たにあさ嫁的味わいの目安(1:控えめ~3:中庸~5:強い)
甘味:2.7-3.2 元々海風の影響で冷涼な地域だが2020年は特別糖度が低く、とてもエレガンスな仕上がりだったとの事
果実味:3.5-3.7 フレッシュなブルーベリーやカシス、ザクロ、スミレ、丁子、タイムなどのスパイス(ちょっとマルベックっぽい)
酸味:3.5-3.7 ボディとのバランス。。。勝ってる。。。気がする
苦味:2.5-2.8 後口に少しほろ苦みを感じる
タンニン:3-3.2 収斂味はなく、とても滑らかで細やかなタンニン
ボディ:3-3.2 果実味は豊だが、酸味もしっかりとあるのでもう少しボディが欲しい。。。
樽感:1.5-2 新樽を27%ほど使用しているが、1日目は樽の影響はほぼ感じないが、2日目に樽感が少し感じた気がするが、圧倒的に果実感が勝る
余韻:4 7秒ほど
ワインの感想 まとめ
とてもクリア(健全)でエレガント!
ワインで費用対効果で考えると、正直もう少しボティが欲しいところではあるが。。。抜栓が早すぎなのでしょう。
2日目以降のワインの状態
フレッシュなベリー系の香りも3日目も4日目も健在。
日数が経ってもいい意味で変わらない。少し2日目少し乳酸の感じが増したような気もするが、基本クリアでエレガント。
ワインの味が想像と違ってた場合の合わせ方を考察
シラーのイメージ「凝縮された黒系果実とスパイシー感、濃くてパワフル」なイメージを覆すセダリオンの赤。
フレッシュな果実優先で非常に繊細でエレガント。ボリュームのある霜降り肉料理より赤身の肉の方がよさそう。
とはいえそんなに都合よく食事の材料なんて揃ってませんよね?
想像してた味とも違うし。ちょうど特価の霜降り肉をゲットしてしまったし。。。
そんな状況をなんとか今飲んでいる赤ワインに合せてみる、いや、近づけてみる努力wをしてみます。
たまたま買ってしまったのはこんな↓霜降り肉。これならもっとタンニンがしっかりと有るタイプが合うのでしょう。
このお肉とエレガントなワイン、Cedalionではタイプが違い過ぎる。
このお肉なら焼きたい。しかもミディアムよりレアよりでwなので妥協案は以下で検討
※切り口雑ですみません。。。
①ワインの中の要素をソースに加える⇒ベリー系の香りと合せる⇒ベリーソースで合せる
②さっぱりとした味付けにする⇒口中さっぱりにする方向⇒和風ソースで合せる
結果①ブルーベリーソースはワインとは合いました。(甘さを補完した感じ)想像通り霜降り肉には甘味を感じる肉に果実の甘味
で甘x甘。くどい。ベリーソースなら豚などの白身や鴨肉など赤身肉の方が良かったな。
結果②和風ソースは定番大根おろしと醤油又はポン酢+わさびは、お肉の脂身をさっぱりさせてくれ、そのうえでポン酢の
柑橘とワインの酸味が同調し①より合いました。軽やかでエレガントなタンニン感が、大根おろし+薄口醤油とも同調。
まとめ
この2020年ヴィンテージが特別果実の甘味より酸が勝っていたのか、早すぎたのか、熟成でボティは付くのか?いろいろ
悩ましい感じです。お料理に関しては、近づけはしたものの、ベストマッチ!とまでは。。。
事前にいくつかのパターンを想像して料理の材料を用意しておくべき、と反省。